蓮
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制作 : 開高 悦子
“蓮” Photo 3D Picture(写真の立体画)についての
制作秘話を紹介させて頂きます。
制作秘話を紹介させて頂きます。
"蓮" は、2010年、春の銀座伊東屋9階ギャラリーで発表した作品で、
モチーフになっている蓮池と蓮は、自宅から車で30分程の所にある
黒沼という池に咲いていた蓮の花たちです。
モチーフになっている蓮池と蓮は、自宅から車で30分程の所にある
黒沼という池に咲いていた蓮の花たちです。
第一段階 撮影
ちょうど1年前の2009年の7月のことです。
趣味の写真をいかして3Dピクチャーに仕立てたいと思い、
黒沼に何回も通い、お目当ての蓮を探してシャッターを切りました。
趣味の写真をいかして3Dピクチャーに仕立てたいと思い、
黒沼に何回も通い、お目当ての蓮を探してシャッターを切りました。
3Dピクチャーにする素材となる画像をイメージして撮影するので
真剣勝負でしたが、自宅に戻りパソコンに繋いで見ると失敗も多く、
撮影の難しさを思い知らされました。
真剣勝負でしたが、自宅に戻りパソコンに繋いで見ると失敗も多く、
撮影の難しさを思い知らされました。
しかし失敗から学ぶことは多多あり、現場が私の勉強の場所になりました。
第二段階 画像処理とプリント
その後、作品にする為の構図作りと画像選びに入りました。
今思うと構図をつくるのが一番難しく難産でした。
遠景になる部分をぼかして奥行き感を持たせて全体画像が
やっと決まりました。
今思うと構図をつくるのが一番難しく難産でした。
遠景になる部分をぼかして奥行き感を持たせて全体画像が
やっと決まりました。
構図が決まったところで、
蓮池全体の画像と、蓮の花の単体の画像を分けて加工しながら
プリントを行いました。
使用したプリントの枚数は数えてはおりませんが、
大小合わせると200枚を越えていると思います。
プリンターは顔料8色のエプソンの製品で大活躍してくれました。
蓮池全体の画像と、蓮の花の単体の画像を分けて加工しながら
プリントを行いました。
使用したプリントの枚数は数えてはおりませんが、
大小合わせると200枚を越えていると思います。
プリンターは顔料8色のエプソンの製品で大活躍してくれました。
第三段階 3Dピクチャーの制作
プリントができたところで、いよいよ3Dピクチャーに仕立てていきます。
自分の画像なので、いかようにも大きさも変えられますし、
邪魔になる映り込みの絵柄もアレンジできます。
自分の画像なので、いかようにも大きさも変えられますし、
邪魔になる映り込みの絵柄もアレンジできます。
矛盾のない3Dピクチャーを作ることをモットーに日夜制作に明け暮れて、
完成に至ったのは2010年3月始めのことでした。
完成に至ったのは2010年3月始めのことでした。
夢の中でお告げあって、真夜中に飛び起きて制作したこともあり、
蓮池が頭の中から消えることはありませんでした。
蓮池が頭の中から消えることはありませんでした。
思うように進まず、途中諦めかけたこともありましたが、
完全オリジナルを自身の目標にしていたので、
何とかゴールに辿り着くことができました。
完全オリジナルを自身の目標にしていたので、
何とかゴールに辿り着くことができました。
七転八起とは言いますが、まさにこの言葉があてはまる
Photo 3D Picture(写真の立体画)制作の挑戦でした。
Photo 3D Picture(写真の立体画)制作の挑戦でした。
2010.7.1
3Dピクチャー カリフォルニア会主宰
開高 悦子
3Dピクチャー カリフォルニア会主宰
開高 悦子