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制作:堀川佐知子
切り絵:高木 亮
黒猫ユメが大きな犬バルーンのもとを去っていくシーンです。
夕陽の落ちる向こうの世界へ、
だんだんと小さくなっていくユメ。
寂しく見つめるバルーンの大きな背中。
物言わぬ背中が多くの言葉を物語り、
寂寥感が秋風と共に伝わってくるようです。
捨て猫だったユメをゴミ箱から拾って育てたバルーンですが、
ユメは犬の世界では生きられず、
白い猫を追いかけて親元を去っていきます。
切り絵作家、高木亮氏とのコラボレーションから生まれた
切り絵の3Dピクチャー。
「可愛くて、可笑しくて、少し寂しい」
そんな高木亮氏の世界を3Dピクチャーで再現しました。