開高悦子のコレクション
制作:開高悦子
原画:白井成樹
原画:白井成樹
唐草透彫烏帽子形兜(からくさすかしぼりえぼしなりかぶと)
将軍のイラストで有名な白井先生とのご縁から
上杉謙信公の透かし彫り兜を3Dピクチャーに仕立てました。
上杉謙信公の透かし彫り兜を3Dピクチャーに仕立てました。
武者の死装束でもある兜は、
武具でありながら工芸品としても見る事ができます。
戦国時代の武具を制作する職人達の技に改めて感動すら覚えます。
武具でありながら工芸品としても見る事ができます。
戦国時代の武具を制作する職人達の技に改めて感動すら覚えます。
この透し彫り兜は国宝の重要文化財にもなっている程、
有名な兜である事が分かり、紙だけで兜の質感を再現できるか、、、
かなりのプレッシャーを感じながら制作に励みました。
有名な兜である事が分かり、紙だけで兜の質感を再現できるか、、、
かなりのプレッシャーを感じながら制作に励みました。
透し彫りの部分は鹿の皮に漆を塗って強化した物で
その質感を出す為に試行錯誤しました。
その質感を出す為に試行錯誤しました。
白井先生が作品を観ながら、そのお顔が見る見る紅潮され
大変喜んで下さった事が、何よりも嬉しい事で、
まさに制作者冥利に尽きる至福の時間でした。
大変喜んで下さった事が、何よりも嬉しい事で、
まさに制作者冥利に尽きる至福の時間でした。
イラスト:KUNTA
制作;3Dピクチャー・カリフォルニア会 共同作品
制作;3Dピクチャー・カリフォルニア会 共同作品
イラストレーターのKUNTAさんの描く可愛い動物達。
今回、特別に50mm角の切手バージョンにイラストを作り直して
頂き、陸と海に生息する生き物たち24種類を3Dピクチャーに
仕立てました。
今回、特別に50mm角の切手バージョンにイラストを作り直して
頂き、陸と海に生息する生き物たち24種類を3Dピクチャーに
仕立てました。
額マット部分には、光を通す特殊紙のファンタジーペーパーを
用いてレース模様を組み込みました。
用いてレース模様を組み込みました。
私達の愛する地球。
皆んな皆んな大事な仲間たちです。
彼等のお茶目な表情に癒されながら楽しく制作しました。
皆んな皆んな大事な仲間たちです。
彼等のお茶目な表情に癒されながら楽しく制作しました。
この24点の作品は、12月14日(月)から26日(土)まで
京王プラザホテルに3階のロビービャラリーにて展示致します。
京王プラザホテルに3階のロビービャラリーにて展示致します。
お時間の許す方はぜひとも実物を観に来て下さいませ。
制作:開高 悦子
原画:Anton Peck
原画:Anton Peck
3Dピクチャーを始めた頃の旧作で、私の原点とも言える
アントンペックの写真屋さんです。
アントンペックの写真屋さんです。
3Dシャドーボックスアートを制作される誰もが知っている作品で
ある意味、この作品の作り方の中に全ての技術の要素が
含まれているのではないかと思われる面白い構図です。
ある意味、この作品の作り方の中に全ての技術の要素が
含まれているのではないかと思われる面白い構図です。
上下左右が手前に持ち上がってくるので、絵の大きさがくるってくる為に
どのようにして自然な立体画にするか・・・
矛盾のない組み立てをアナログで表現する醍醐味がある作品です。
どのようにして自然な立体画にするか・・・
矛盾のない組み立てをアナログで表現する醍醐味がある作品です。
私のクラスでは講師資格を目指す生徒さんは必ず制作
しなければならないカリキュラムの作品の一つで、
生徒さんはこの作品を作り終えると必ず3Dピクチャーに夢中になる
不思議な魅力のアントンペックの写真屋さんです。
しなければならないカリキュラムの作品の一つで、
生徒さんはこの作品を作り終えると必ず3Dピクチャーに夢中になる
不思議な魅力のアントンペックの写真屋さんです。
オランダの偉大な画家、アントンペックが生きていらしたら
立体画になった作品を観て頂きたかったです。
立体画になった作品を観て頂きたかったです。
A Peach of a day
制作:開高 悦子
イラスト:Charls Wysocki
イラスト:Charls Wysocki
懐かしい作品の紹介です。
この作品を創ってから、かれこれ15年前くらいになるでしょうか・・・
この作品を創ってから、かれこれ15年前くらいになるでしょうか・・・
“ A Peacn of a day " は駐在していたアメリカのミシガン州を
思い起こさせてくれる作品です。
思い起こさせてくれる作品です。
当時、窓の外の牧歌的な景色と家の中の静物が違和感なく実在するように
工夫して制作しました。が、時を経て観てみると、
今ならもっと違う作り方ができるようになっている事に気付かされて、
ただ今、進化した“Peach of a day " を制作中です。
工夫して制作しました。が、時を経て観てみると、
今ならもっと違う作り方ができるようになっている事に気付かされて、
ただ今、進化した“Peach of a day " を制作中です。
この作品は2015.4.1〜(水)〜30(木)まで
新宿の京王プラザホテル2F/レストランコリドールにて展示されております。
新宿の京王プラザホテル2F/レストランコリドールにて展示されております。
Turkey in the Straw
原画:Charleys Wysocki
Art by Etsuko Kaikoh
原画:Charleys Wysocki
Art by Etsuko Kaikoh
この作品には沢山の思い出があります。
アメリカに駐在していた1984〜1988年の5年間、
毎年、11月終わりのThanks Giving Day になると
主人が会社からターキーを1羽もらって帰ってきました。
そのターキーは会社からの社員に対する慰労の意味があったようです。
毎年、11月終わりのThanks Giving Day になると
主人が会社からターキーを1羽もらって帰ってきました。
そのターキーは会社からの社員に対する慰労の意味があったようです。
オーブンで丸焼きにしましたが、鶏よりも大きいので
食べ応えがあり、子供達のお弁当のサンドイッチもターキーサンドにしたり、
野菜と一緒に炒めたりと・・・
1週間くらいはターキーの肉料理が続きました。
食べ応えがあり、子供達のお弁当のサンドイッチもターキーサンドにしたり、
野菜と一緒に炒めたりと・・・
1週間くらいはターキーの肉料理が続きました。
チャールズワイソッキーのグリーティングカードになっている
この牧歌的な風景を見ると、英語で苦労したミシガンでの
出来事が走馬燈のように浮かんできます。
この牧歌的な風景を見ると、英語で苦労したミシガンでの
出来事が走馬燈のように浮かんできます。
子育てに夢中になって過ごしたミシガンでの思い出。
5000ccもの大きな車に子供2人を乗せて、幼稚園や学校に送り迎えをした日々。
雪道を走行するので万が一事故にあっても無事でいられるように
駐在員のほとんどが大型車に乗っていました。
5000ccもの大きな車に子供2人を乗せて、幼稚園や学校に送り迎えをした日々。
雪道を走行するので万が一事故にあっても無事でいられるように
駐在員のほとんどが大型車に乗っていました。
氷点下20℃での雪の中での生活と春の訪れの感動。
うさぎやりすを追いかけて過ごした広い庭。
フロントヤードとバックヤードがあり、800坪もありましたっけ。
英語を教えてくれたアメリカ人の友や先生の顔。
毎終末、来客があるのでお料理を頑張った事、等々。。。
うさぎやりすを追いかけて過ごした広い庭。
フロントヤードとバックヤードがあり、800坪もありましたっけ。
英語を教えてくれたアメリカ人の友や先生の顔。
毎終末、来客があるのでお料理を頑張った事、等々。。。
大変ではあったけれども素晴らしい経験をさせてもらえた事は
今、振り返ると私の心の財産になっています。
今、振り返ると私の心の財産になっています。
このTurkey in the Straw の作品を見ると、
ミシガン州のグリーンビルで過ごした日の思い出がオーバーラップしてくるのです。
そして、こんなに綺麗な羽のターキーを食べていたことに
ちょっと後ろめたさを覚えるのです。
ミシガン州のグリーンビルで過ごした日の思い出がオーバーラップしてくるのです。
そして、こんなに綺麗な羽のターキーを食べていたことに
ちょっと後ろめたさを覚えるのです。
Turkey in the Straw は私のとって第二の故郷でもある
懐かしいミシガン州での思い出と繋がる大事な作品です。
懐かしいミシガン州での思い出と繋がる大事な作品です。
2014.11.14 開高 悦子