散歩道

日記りすと

更新日2013.12.10 Dec19:51

河回別神グッ仮面劇

重要無形文化財第69号に指定された河回別神グッ仮面劇
安東(アンドン)観光ツアーの楽しみの一つが仮面劇を観る事でした。
この仮面劇は重要無形文化財第69号に指定されていて、
元は河回村の庶民が中心となり村の安泰と豊穣を願って始まったそうです。
お面は韓国の仮面の中で唯一国宝に指定されていて、事実的な造形美と
機能が他の仮面に比べ優れていると評価されています。
仮面の顔とあごの部分を分離させる事によって、仮面をつけた演技者が
対話をする時、実際しゃべっているように感じることができ、
左右の顔の表情も違うため動きの角度によって表情の変化を感じる事ができるので、
とても興味深く、シャッターを切り続けました。
老婆の場面
老婆の場面
一生を貧しく生きてきた自分の身の上を嘆きながら
機織歌を物寂しく歌うシーンでした。
可愛い仮面の演技者登場
寄付を求める可愛い仮面の演技者
この仮面の子にお金を渡すと自分の願い事が叶うという事で、
沢山の人が寄付をしていました。
破戒僧の場面
まずブネ(芸鼓役)が登場するが、急に尿意をおぼえ、
周りを見渡した後、小便をする。
この時僧侶が登場してこの様子を垣間見、数珠をまさぐりながら
「南無阿弥陀仏」を唱えるが、やがてブネの小便をした後に近づき
手で小便をすくいあげにおいをかぎ、空を仰いで哄笑するなどの
仕草をして、会場をわかせました。
ブネが小便をするシーン
芸鼓役が登場
破戒僧登場
破戒僧登場
ブネの事が気になって仕方ない破戒僧
ブネの小便のにおいを嗅ぐシーン
においを嗅ぐシーン
小便をすくい上げる破戒僧
ブネに恋をした僧侶がブネをおぶって消えていくシーン
両班・学者の場面(最後のシーン)
最後のシーンでは、仲違いしていた下男チョンレイ、学者、
芸鼓役のブネ、両班の四者が仲直りして一緒に踊りに興じます。
演技者と観客が一帯となった素晴らしい仮面劇でした。
韓国の仮面劇を観る事を楽しみにしていたので、
実現できて大満足の一日でした。(悦)

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