子(ねずみ)な赤ちゃん

制作 : 黒田 久恵    イラスト : 山口 朝子
2008年の干支は子(ねずみ)です

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新年おめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
2008年の最初を飾るのは
赤ちゃんのイラストでお馴染みの>山口朝子さん
干支な赤ちゃんシリーズより、子(ねずみ)な赤ちゃんです。
当会のオリジナルプリントとして大人気の干支シリーズです。
そこで、ねずみがなぜ十二支の先頭にくるかを調べてみました。
ちょっとおもしろいのでご紹介致します。
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昔々の大昔のある年の暮れのこと、神様が動物たちにお触れを出したそうな。
「元日の朝、新年の挨拶に出かけて来い。一番早く来た者から十二番目の者までは、
順にそれぞれ一年の間、動物の大将にしてやろう」
動物たちは、おらが一番とて、めいめいが気張って元日が来るのを待っておった。
ところが猫は神様のところにいつ行くのか忘れてしまったので、ねずみに訊くと、
ねずみはわざと一日遅れの日を教えてやった。
猫はねずみが言うのを間に受けて、喜んで帰っていったと。
さて元日になると、牛は「おらは歩くのが遅いだで、
一足早く出かけるべ」とて夜のうちから支度をし、まだ暗いのに出発した。
牛小屋の天井でこれを見ていたねずみは、ぽんと牛の背中に飛び乗った。
そんなこととは知らず、牛が神様の御殿に近付いてみると、まだ誰も来ていない。
我こそ一番と喜んで待つうちに門が開いた。とたんに牛の背中からねずみが飛び降り、
ちょろちょろっと走って一番になってしまった。
それで牛は二番、それから虎、兎、龍、蛇、馬、羊、猿、鶏、犬、猪の順で着いた。
猫は一日遅れで行ったものだから番外で仲間に入れなかった。
それでねずみを恨んで、今が今でもねずみを追い回すのだそうな。
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子年に生まれた赤ちゃんの為にデザインした作品です。
生まれてきた赤ちゃんの写真を入れるとよい記念になります。